このところ、毎年釣りの初戦に出向くことになった淡路島は洲本市にある炬口漁港。今年は冬が寒かったこともあって海水温の上昇が遅れている気配なので例年より1ヶ月遅れぐらいなったが、今年もキス（シロギス）の様子見に出陣。
もっともキス釣りといっても本格的なサーフからの投げ釣りではなく、今回のテーマでもあるようにリラックスタイムを過ごすことと、せっかく海に出かけるのでちょいとお魚に遊んでもらおうという趣向なので、まさにお手軽、お気楽というパターンで誰にでも簡単に出来るところがおすすめといえる。
炬口漁港は、洲本市中心街の北に位置する漁港だが、ここの良いところは無料で使える駐車場があること、トイレが設置されていること、防波堤の幅が広いので安心してのびのび過ごせることなど、さまざまなポイントがあるが、それだけに人気があり、タイミングを外すと駐車場も満車となってしまうので出かける際に注意が必要とは言うものの、今までに入れなかったことはない。
画像出典：GoogleMaps航空写真
すでに日が昇ってからだいぶ時間が経つので少々暑いが、この景色の中に身を置いて、潮風に吹かれながら防波堤の上で寝転がってウトウトするなど、気持ち良い時間を過ごすことはやめられない。
防波堤から洲本中心部方向を見る
防波堤から駐車場方向を見る
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さて、釣りといってもシャカリキに釣るわけではなく、どちらかというとついでに釣ろうという目的でもあることと、キス釣りといってもここでは防波堤からのまさにちょい投げで済むわけだから、いわゆるサーフ（砂浜）から遠投する投げ釣りではないので、道具立ても軽くて済む。
エギングロッドなどの手軽な竿で十分。今や釣り具メーカーも釣具店も「ちょい投げ」がブームのようでさまざまなツールが販売されているが、極端に言うとそんな仕掛けなども特に要らない。シンプルに5号程度の中通しオモリに、ダイレクトにキス針を付けるという1本針仕掛けで十分。
釣具店で売られている投げ釣りのキス仕掛けは、たいがい2本もしくは3本針となっているが、針を多く付けたからといって魚が多く釣れるわけでもなく、むしろ仕掛けが絡む可能性も高いのでシンプルが一番。
エサは、キス釣りの場合は「イシゴカイ」が定番となっているが、生エサは気持ち悪いという人なら「パワーイソメ」（疑似エサ）でも構わない。
今回はサイズ的に小さなものがほとんどで、結局2人で30匹以上を釣ったもののそのほとんどはリリースした。釣り上げた時に死んでしまったものとかはキープするしかないが、元気に海に戻せる状態ならリリースしてやるのがルールのようなものだろう。
それでもこんなサイズのキスが、ちょい投げで釣れるわけだから晩飯のおかずの一品追加には十分になる。
隣の釣り座に居た中学生とおぼしき男の子もこのキスが釣れた直後に同じようなサイズを釣り上げていたが、まさにちょい投げでほんの数メートル先に仕掛けを落とすだけで釣れていた。
ここは沖に出っ張った防波堤なので、足元の数メートルぐらいは捨て石が入っているがその先は砂地になっているので遠投をする必要はなく、むしろ足元のほうが魚の数は多い。
要る分だけ持って帰る（キープする）ことで無駄な殺生をすることにはならず、小さな魚は海に戻してやって、また大きくなって遊んでもらえるといいわけだから、なんでもかんでも持ち帰る釣り人の神経が理解出来ない。
また、海の綺麗さも神戸などとは比べものにならず、神戸からわずかな時間で行くことが出来る淡路島などは最適と言えるだろう。時間帯を外さなければ、阪神高速神戸線の柳原入口から入って明石海峡大橋を渡って淡路IC出口までわずか30分余りで淡路島に到着する。そこから国道28号線で1時間もかからず洲本まで到着する。
途中でエサ屋さんに寄って、500円分も「イシゴカイ」を買えば十分に3時間程度の釣りは楽しめる。友人と複数で行けば交通費も断然安くて済むし、なにより神戸あたりの釣り場の混雑を避け、雰囲気的にものんびり出来ることを考えると、ちょっと足の延ばすだけでリラックスタイムを過ごせて、なおかつお土産も出来ると云うこと無しだろう。
この日は早朝から淡路島に渡って、炬口でのんびりした時間を過ごしたあと、今や定番となった淡路産の地魚を使った寿司で人気のある「金太郎東浦店」に寄って昼食。神戸で友人を降ろしたあと自宅に戻ったのが14時30分。
高速道路が混雑しない時間帯を使って往復することが出来るためストレスがなく疲れることもない。
回転寿司「金太郎」は、東浦以外に「金太郎 津名店」もあり、手軽に美味しい寿司を食べるのに最適。
また、洲本市では本格的手打ちうどんのお店「もへいじ」がおすすめ。ここも人気店で混雑気味だが淡路島では外せない店の一つでもある。
ちなみに筆者在住の宝塚辺りからなら、淡路島はもちろんだが日本海へもさほど時間を要することなく行けるのでお勧め。
日本海なら、たとえば京都府の舞鶴や、福井県嶺南地方の若狭などへもすぐに行ける。
さらに、通常なら中国道から舞鶴若狭自動車道を使うことを考えるが、川西市から国道173号線を走り京都府綾部市から国道27号線に入ると、空いている時間帯なら2時間程度で西舞鶴まで着くことから、なんでも高速道路を使えば良いというものではない。
本格的に釣りをしようという方でなくても、今回のように海に出かけるという場合にちょっとした道具を持っていると楽しみの幅が広がることは間違いなし。
はじめからなにも高価な道具を買う必要はまったくなく、とりあえず1本の竿とリールがあれば楽しむことは出来る。しかし、釣具店によく置いてある超安価な竿とリールのセット商品は使い捨て感覚なら良いかも知れないが、それではもったいないしおすすめしかねる。
最低でも下記の程度のものを購入しておかれると、長く使えるしクオリティの面でも心配がないだろう。
エギングロッドなどの汎用性の高い竿は1本あるとなにかと便利。
もし、釣りも面白いと思われたら徐々に良い商品を買えば済むことで、最初から高価なものを購入する必要はない。
メジャークラフト クロステージ エギング ＣＲＸ－Ｓ８６２Ｅ
定価 11,300円（税込12,204円）→ナチュラム価格9,537円（税込10,300円）
定価 8,600円（税込9,288円）→ナチュラム価格5,504円（税込5,944円）
※掲載している情報は2017年6月11日現在のものです。
また、ちょっとしたアウトドアに、なにかと役に立つのが定番のコールマン製品といえるだろう。あると便利というものが数多く見ているとキリがなくなってしまうのが難点だが、これもクオリティを考えるとコールマン製品はおすすめ。
※掲載している情報は2017年6月11日現在のものです。
注：当サイトに掲載している情報は、予告なしに変更されることがあります。
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