歯周病に悩んでおられる方はずいぶん多いことと思います。歯周病は虫歯のように痛みを伴なうことなく進行するため、発症するまで気付くことがない点が困りもので、発症した時にはすでに歯周病が相当進行していることとなり、ある意味では手遅れ状態になってしまうことがあります。ここがこわいところといえます。
管理人が歯周病と診断されたのは2009年ですから、すでに8年の付き合いとなります。この年の5月に顔の右半分が少し腫れているなと感じたのですが、それはすぐに治まったため何事もなく過ごしていたところ、8月の後半になって突然いきなり顔の腫れがひどくなって、これでは人前に出ることも出来ず「一体何事が起ったのか?」と思い、まさに20数年ぶりに歯科医に行ったところ、腫れの原因は左奥歯上の頬の部分に膿が溜まっているとのことで、歯周病と診断されました。
20数年前に虫歯の治療のために歯科医に行った際に、歯石もずいぶん溜まっているので歯の手入れをきちんとしておかないと歯槽膿漏になりますよ!と指摘されていたにも関わらず、その後、虫歯の進行もなく、なんのケアをすることなく過ごしてきたツケが一気に出たというところです。
歯周病の恐ろしいところはまさにこの点にあり、虫歯のように痛みのサインが出るなら歯医者に行くわけですが、なにも症状がなくある日突然にやってくるのが困りものといえます。
もっとも、日常的に歯のケアを行ない、よく言われるようにたとえば3ヶ月に一度は歯科医で歯垢や歯石の除去をしてもらうというケアをしておけばこんなことにならずに済んだわけですが、管理人同様の経験をされた方は多いと想像されます。
それはともかく、とにかく顔の腫れを治める治療をしてもらわないことには人と接する職業でもあり、どうなるのか?を聞くと、とりあえずは膿を除去するために口内を切開する必要があるとのこと応急処置をされ、初めて口の中にメスを入れられる経験をしました。2~3日で腫れも治ったものの、膿が溜まった原因は歯周病であり、それもかなり進行しているためすでに手遅れ状態といえる状況にあり、やがては歯が抜けてしまうことになると聞かされて、「それは困る!しかし最悪この歯を抜かなければならなくなったらたとえば差し歯とかでカバーできるのか?」と聞くと、医師は、そもそも歯を支える骨が溶けてほとんど無くなっているので、差し歯をするにしても土台がないため部分入れ歯をするしかないとの冷たい返答。
部分入れ歯と聞いた途端に、すでに年寄りにも関わらず「そんな年寄りくさいことはかなわんのでどうしたら改善出来るのか?」と聞くと、「今からでは遅いと思うが毎日きちんと歯の手入れをして少しでも進行を遅くするしかないでしょう。とにかく歯磨きをきちんとして、デンタルクロスなどで歯の間をきれいにしてその後にうがい。あとは通院を続けてください」とのことであり、それから歯科医との長い付き合いが始まることとなってしまいました。スポンサーリンク
そこでなにがなんでも頑張ると決めて、その後は歯磨きの励行と歯磨き後にうがいをする習慣を実行したものの1年後に再度同じ場所に腫れが発生してしまいました。
ここでもなんとか持ちこたえてさらに1年後、今度は以前から不調だった前歯がぐらぐらになってきて、いよいよ抜け落ちる危険が迫ってきました。先生は、これはもう間もなく抜けてしまうので今すぐ抜歯してしまいましょうか?とのことでしたが、「放っておいても勝手に抜けるなら自然に抜けるのを待ちます。しかし、人様に会う仕事に就いているうえに、さすがに前歯が抜けた間抜けな顔で外に出るわけにはいかないので、抜けたとたんに来るのですぐに仮歯を作って欲しい。」とお願いしておいたところ、本当に間もなく前歯が抜け、生まれて初めて1本の歯を失うこととなってしまいました。
前歯部分は新たな歯をブリッジで繋ぐ処置が出来ましたので、見た目にわからず歯の機能としても違和感なく特に問題はありませんでした。ところが、2014年暮れに最初に症状が出た左奥歯部分にまたまた腫れが発生し、今回はさすがに抜歯しなければならない事態になってしまい、しかもそれは1本だけでなく並びで2本!さらにこの部分はブリッジも出来ないので、ついに部分入れ歯ユーザーになってしまう結果になりました。
歯を失うことと同時に「部分入れ歯」ユーザーになってしまったことによるショックが大きいのですが、部分入れ歯は、やはり違和感がすごくなかなかなじむことが出来ません。近頃では入れ歯の代わりにインプラント治療も進んでいますが、歯周病になった場合は歯を支える骨がなくなるわけですから骨の再生からかかるとなると大変な時間を要しますし費用もまだまだ高いので大変です。
このように現在は3本の歯を失ってしまったのですが、歯周病は歯全体に広がっており残りの歯も時間の問題と言われています。 しかし、最初に症状が出てその時点で重度の歯周病と診断されてから頑張ったことによって進行を多少遅らせることが出来ましたので、残りの歯も出来るだけ持ちこたえさせようと歯のケアだけはきちんとするよう努めているわけです。
もっとも、最近新たに右下の歯が1本抜けてしまいましたので、さらに進行してしまっているのですが、それでも自分自身としては頑張っているつもりです。
長くなってしまいましたが、今回のテーマである「うがい」についてですが、これまでの経緯の中で歯周病の進行を遅らせる、あるいは歯周病を防ぐには、
- 毎日の歯磨きをきちんとする。
- デンタルフロスや歯間ブラシで歯の隙間をきれいにする。
- 歯磨きの終わった後うがいをする。
- 定期的に歯科医で診察を受ける、歯石を取る。
と、たったこれだけを行なうことで良いのですが、今回この中で「うがい」を歯磨き後のみならず、比較的多く行なうことによって、さらに有効だと実感しているため記事を書くこととしました。
歯磨き後に「うがい」をすると、きれいに歯磨きをしたと思っていても意外に食べ物のかけらなどが吐き出されます。今まではそれで大丈夫と思っていたのですが、今回、下の歯が抜ける時にやはり少しの腫れが出たものの、その時は切開して膿を出すほどまでは行かず、化膿止めと頻繁な「うがい」を指示されました。
結果的に歯の1本は抜けてしまったものの腫れは治まりましたが、頻繁な「うがい」は効果があると実感しています。
考えてみれば、歯周ポケットに細菌が入り込み、それが悪さをするわけですから、そこの部分をまず抑えことが出来れば進行を遅らせる、あるいは予防にも当然有効になるわけですね。
素人なりの考えでも、口の中を清潔にしておくことを保てば良いことは十分にわかりますので、その意味で「うがい」は大切と実感しています。歯科医から出される「うがい薬」がベストと思いますが、単に予防のために「うがい薬」を処方することは出来なくなったとのことですので、市販の「うがい薬」や、いわゆる「マウスウォッシュ」でも構わないと思います。
すでに歯周病に罹ってしまっている人は、歯周病による口臭にも神経を使われていることと思いますが、口臭を防ぐ意味でも大きな効果があると思いますし、口のなかのネバネバ感を除去し自分自身でも口の中がさわやかになります。
100ml程度の水またはぬるま湯の中に「うがい薬」を数滴たらして使用というのは外出先ではコップの関係もあり不便ですので、外出時は携行タイプのマウスウォッシュなどが使いやすいと思います。
以下、ネット上からの商品情報を紹介してみたいと思います。
イソジンうがい薬 500ml (第3類医薬品)(大容量タイプ)
歯磨きについては、管理人はもっぱら
なんと!あの【ライオン】デントヘルス 薬用ハミガキ SP 90g (医薬部外品) が激安!
【今なら30gのおまけ付き♪】 佐藤製薬 アセス (160g) 【第3類医薬品】
の2種類を使い分けています。佐藤製薬の「アセス」は医薬品だけに効果があるように感じます。
※掲載している情報は2017年3月14日現在のものです。
注:当サイトに掲載している情報は、予告なしに変更されることがあります。
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