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オーベルジュピックアップ


オーベルジュ(auberge)とはフランスの発祥で、郊外や地方にある食事をメインにした宿泊施設のことを指すとのことです。我が国では2005年以降、日本旅館でもオーベルジュ化をする施設が増え、オーベルジュファンには楽しめる幅が広がったといえるでしょう。ここではオーベルジュを少しピックアップしてみました。


オーベルジュ豊岡1925画像提供:一休.com




オーベルジュ(Auberge)」2005年あたりからさかんに聞かれる言葉になりましたが、現在でも「オーベルジュって一体何?」と思われる方も多いことでしょう。
オーベルジュとは、フランス語で一口に言ってしまうと「宿泊が出来るレストラン」のことを指し、もともとはフランスの発祥で、郊外や地方にあるレストランで食事を楽しむために出かけ、ついでに宿泊も出来る施設のことをこのように称するとのことです。


それなら従来からある旅館やホテルに宿泊して、その施設内にあるレストランや板場から出てくる料理を食べるのとどう違うのか?ということになりかねませんが、宿が主体になるか、食が主体になるかとの違いというところでしょうか。
また、従来から食事をメインにしたペンションなどは多く存在しまし、それらはオーベルジュともいえるでしょう。


10年以上も前になりますが、当初この記事を書いた頃の人気雑誌「日経トレンディ」2005年12月号の記事によると、食が主体になるものであり、今後は連泊を目的として、そこに食の変化をもたせる。宿泊客が自由に食事を選ぶことが出来るようになり、より旅の楽しさを追求していくことを示唆しています。
また、これは日本の和風旅館の変化について、新しい方向性を示すものと解釈してよいものと思います。事実、日本旅館でもそのような流れに伴ない従来型の旅館運営から変化している旅館もあり人気となっているようです。


従来の感覚でいえば、旅行に行って宿泊するといってもほとんどが1泊2日か、複数の日数で旅行をするにしても一つの宿で連泊ということは少なく、1泊して次は別の行き先で泊まるというものと思われます。
それが、リラクゼーションを求めて、一ヶ所で連泊をしてゆっくりするというパターンが増加傾向にあることをうけて、たとえば温泉宿に連泊したとしても、提供される食事はいつも概ね同じというのでは、宿泊客の満足を得ることは少なくなる可能性が考えられ、宿泊施設の運営に外食産業などが進出して、食についての変化をもたせ、宿泊客が自由に食事を選べる、あるいは提携先のレストランなどでいろいろな食を楽しむことが出来るようにしようという動きを指すものとしています。


管理人は、昔から旅行について、たとえば国内ツアーなどというようなものは嫌いで、家族旅行をするにしても、たとえば信州のペンションに3連泊をして、そこをベースに毎日の行動を考える。あらかじめスケジュールをたてることなく、その日の気分や天候によって行き先を考えるというような形での旅行というものをしてきたが、ここでも一つのペンションというところに泊まると、メニューは毎日変わるものの、やはりちょっと違うところで食べたいという気分になることは事実ですね。
そんな場合に、このようなオーベルジュ化で別のレストランなどで食事をとることが出来ればたしかに便利だと思います。


それはたとえば、食事時間などにも関係し、多くの旅館などのように食事時間が決められるということからも開放され、もちろん限られたものとはいえ、好きな時間に好きな場所で食事を取ることが出来るという自由さを得ることにも繋がるでしょう。
ホテルに宿泊する場合は、たいがいホテル以外のどこかで食べるということが多いですが、リゾートホテル系になると、シティではないので近くに良いレストランや食堂がないということになりかねず、この場合は、ホテル内で様々な種類の料理を用意して対応されるということになるのでしょう。


特に旅館にあっては、従来から1泊2食というのが基本で、出てくる料理はお任せというパターンであり、食事についても概ね京風仕立てとか、京料理というもので変化に乏しいというものでした。
そこで、旅館もオーベルジュ化で食事に変化を持たして宿泊客のニーズに応えようとする傾向にあるようです。


ここでは、そんなオーベルジュについて少しピックアップしてご紹介してみたいと思います。



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オーベルジュピックアップ

オーベルジュ豊岡1925



オーベルジュ豊岡1925・ 画像提供:一休.com
兵庫県豊岡市中央町11-22
城崎温泉や出石城下町など観光地としても魅力あふれるここ豊岡は、豊かな自然に恵まれ、「但馬牛」「香住蟹」などのブランド食材の宝庫。その町の中心に位置する「オーベルジュ豊岡1925」は、歴史ある洋風建築を甦らせたわずか5室のレトロクラシックなホテルです。お食事は、関西フレンチ界の有名シェフがプロデュースする但馬の自然が育んだ滋味あふれる食材をふんだんに使った本格フレンチをご提供。旅の拠点としての利用はもちろんお部屋に籠って日常の喧騒を離れた時間を過ごすのもおすすめです。旅慣れた大人も楽しめるワンランク上質な旅のスタイルをお楽しみください。

一休.comの紹介ページにはこのような記載がありますが、JR豊岡駅から徒歩8分程度と駅からも近く、1934年に銀行として建築された洋館をリノベーションした全5室のオーベルジュとのことです。

ここは、有名な城崎温泉までも近く、また出石そばで有名な出石までバスでも20分あまり、その他、兵庫県北部の旅の拠点としてもうってつけといえるでしょう。
一休.comと兵庫県篠山市を拠点として古民家リノベーションで宿泊施設や店舗として再生させる「NIPPONIA(ニッポニア)」とのコラボレーションとなっています。

■予約サイト
一休.com


オーベルジュ・ド・プリマヴェーラ



オーベルジュ・ド・プリマヴェーラ・ 画像提供:一休.com
長野県北佐久郡軽井沢町軽井沢1278-11

当初はフランス料理店としてスタートし、やがて宿泊施設も持つというまさにオーベルジュの道を歩んでいるようです。
限定数ながらペット同伴の部屋も用意されているようで、ペット連れの旅行にも良いでしょう。
軽井沢駅より徒歩7分。車なら上信越自動車道 碓氷・軽井沢I.C.より30分という立地も便利で、旧軽井沢を楽しむ拠点としても利用出来そうです。


オーベルジュ・ド・プリマヴェーラ オフィシャルサイトはここから
■おすすめ宿泊予約サイト
一休.com

星のや軽井沢



星のや軽井沢 一休.com

大正3年に開業し、美肌の湯として知られる長野県軽井沢町星野にある「星野温泉」。2005年7月に新たに滞在型温泉としての「星のや 軽井沢」にリニューアル。以来大変に人気のあるところです。「星野リゾート」の第一弾だったと記憶しています。

谷あいを流れる川沿いに離れ家のように建ち並ぶ客室があたかも一つの集落を思わせるつくりになっており、なにもしない贅沢を楽しむことが出来るリゾートといえるのではないかと思います。
メインダイニング「和食 嘉助」のほかインルームダイニングや24時間対応のルームサービスあり。洋食レストラン「ノーワンズレシピ」、カジュアルダイニング「村民食堂」、「ブレストンコート ユカワタン」、「ハルニレテラス」が用意されシャトルバス送迎ありとのことです。

軽井沢駅より、タクシーにて15分(東京から軽井沢へは、JR新幹線「あさま」で約1時間10分)
上信越自動車道 碓氷・軽井沢ICより20分


星のや軽井沢オフィシャルサイトはここから

空室状況は、


■おすすめ宿泊予約サイト
一休.comYahoo!トラベルJTB

越後湯澤 HATAGO井仙



越後湯澤 HATAGO井仙 一休.com
所在地:新潟県南魚沼郡湯沢町湯沢2455
上越新幹線越後湯沢駅下車、西口正面
「おいしいものを食べて、そのまま部屋へ」。井仙を泊まれるレストランとして使っていただくのも一つです。
供するのは、地元魚沼の食材をふんだんに使った料理。おともには、やはり魚沼の地酒と地ワイン。
井仙の館内には創作和食の、井仙から徒歩1分で着ける越後湯沢駅構内にはイタリアンのレストランがあります。

オフィシャルサイトにはこのような記載がありますが、食事は、魚沼の旬の食材だけを使った料理が自慢の「むらんごっつぉ」がメインとなるようです。
東京から新幹線で80分!週末にぶらっと行くにも便利でしょう。
8タイプ16部屋。全室DVDプレイヤー装備。まさに現代的和風旅館といえるでしょう。
越後湯澤 HATAGO井仙オフィシャルサイトはここから
■おすすめ宿泊予約サイト
一休.com

柚子屋旅館



柚子屋旅館 一休.com

京都市東山区祇園町八坂神社南隣545番地
まさに京都祇園、八坂神社に隣接する旅館で、一階に「柚子屋旅館 一心居」という京料理の店を持つ。というか、料理屋が営む旅館というコンセプトとしています。

料理屋が営む、和のオーベルジュ「柚子屋旅館・一心居」。
ひとたび門をくぐれば、ここは古き都の山居のよう。
祇園の賑わいがうそのように静寂が漂います。
宿の1階には、庭を眺めるごはん処「一心居」がございます。
「一心居」はご宿泊の方のみでなく、地の方、旅の方もご利用頂けます。
旬のもの、名残りのもの、日本、京都ならではの歳時や季節に合わせたお料理と、柚子の酸味と香りがおいしい柚子鍋、柚子雑炊を五感で楽しんで頂けます。


オフィシャルサイトにはこのような記載がありますが、ここは「際(きわ)コーポレーション」という外食産業の会社が運営する、全9室とスモール&ラグジュアリーな和風オーベルジュといえるでしょう。


柚子屋旅館オフィシャルサイトはここから

■おすすめ宿泊予約サイト
一休.comJTB

星野リゾート 界 阿蘇



大分県玖珠郡九重町湯坪瀬の本628-6
2006年6月、人気レストランプロデューサー「中村悌二」氏が手がけたラグジュアリー旅館。
ここも星野リゾートの運営になっています。
阿蘇くじゅう連山の麓にあり、涅槃像と呼ばれる阿蘇五岳を正面を望むロケーション。全客室に露天風呂とジャグジー付の内風呂を配した"離れ"が約8,000坪の敷地に点在する自然との一体感を楽しめる宿。広大な敷地に点在するわずか12の客室。全室源泉かけ流しの露天風呂付き。
前時代的な古めかしい会席料理ではなく、しかし軽薄な創作料理でもなく、九州の厳選した海の幸、山の幸を十分に生かした大胆かつ繊細な料理を提供するというオーベルジュ的発想の和リゾートといえるでしょう。
熊本空港より車で約70分、福岡より車で約2時間、黒川温泉バス停より車で約10分
界 阿蘇オフィシャルサイトはここから

■予約可能サイト
Yahoo!トラベルJTBじゃらんnet



旧のページを編集してみましたが、改めてオーベルジュでは食とともに「癒し」と「リラクゼーション」を楽しむ事の出来るジャンルと再認識しました。追って良い情報を追加掲載していきたいと思います。


日本オーベルジュ協会の公式Webサイトはここから

「癒し」「リラクゼーション」での最近の人気となっている、 大人の一人旅も参考にどうぞ(※一休.comの特集です)


注:当サイトに掲載している情報は、予告なしに変更されることがあります。



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