兵庫県といえば、まず思い浮かべるのが「神戸」を中心として、わが国の温泉地として有名な「有馬温泉」、夜景で有名な「六甲山」、瀬戸内海上の「淡路島」といった南部から冬の日本海の名物としてのカニを楽しめる日本海周辺、日本海からほど近い「城崎温泉」などといったところですが、日本海と瀬戸内海といったまったく違う海と中央に位置する山間部などさまざまな楽しみがあります。
ここでは、そんな兵庫県内各エリアについての情報を管理人の感覚から発信していきたいと考えています。
観光のために兵庫県を訪れようという方はもちろん、近隣に在住の方などにも参考になるような情報を提供出来れば幸いと思います。
阪神間というと、一般的には西宮、芦屋といったところを指すのが通例というところですが、東西の流れでいうと、大阪から神戸までに尼崎市、西宮市、芦屋市を経由するようになります。
また尼崎市の北に伊丹市、さらにその北に川西市があり、伊丹市、川西市の西に隣接、西宮市の北に隣接するのが宝塚市となります。
概ね川西市の北に位置する猪名川町や、神戸市北区、西宮市北部、宝塚市北部に隣接する三田市などは兵庫県中部地区といった雰囲気といって良いでしょう。
尼崎市はどちらかというと大阪の文化圏に属するという印象で、阪神間というにはなじめない部分があるというのは管理人の独断かも知れません。
しかし、尼崎市と西宮市の境を流れる武庫川を挟んで明らかに空気が変わることも事実です。
かつては酒どころとして有名なところであり、六甲からの地下水が「宮水」として重宝され、それが良い日本酒を作る原動力とされていましたが、現在は大きく様変わりをしています。
西宮市といって全国的に思い浮かべるのはなんといっても「阪神甲子園球場」でしょう。「甲子園球場」を知っていても、それが「西宮市」にあることを知らない人も数多いと思います。
高校野球のメッカとして、また阪神タイガースの本拠地としてそのメームバリューは大きなものがあります。
かつて、西宮市内には全国からやってくる高校球児たちが利用する宿泊施設として多くの旅館がありましたが、現在は高校球児たちもシティホテルやビジネスホテルを利用するようになり、いわゆる旅館というものはほとんど姿を消してしまったという状況にもあります。
旅館の前に宿泊している高校の名前を書いた「のぼり」を立てて、その前で高校生が素振りをするといった光景を見ていた人達にとっては時代の流れとはいえ寂しさを感じる人も多いことでしょう。
西宮には「えべっさん」でおなじみの西宮神社がありますが、ここは毎年十日戎の際に福男競争なるものが開催されていますが、しばらく前に参加者が不正行為を行ったとして、つまらんことで有名になってしまったこともありますが、歴史のある神社で毎年初詣、十日戎で賑わうところです。
西宮神社から南に下ると、今でも多くの酒造メーカーが残っていますが、そこから南は埋立地として広がり、工場や配送センターとともに、高層住宅などがあるマリーナシティとなっています。
かつて、現在は埋立地になっているあたりは海であり、西宮港の漁業関係者はふんだんに獲れる「いわし」などを天日干しする光景がありました。
またそのすぐ西に香枦園浜があり、海水浴などに興じる環境にあったことを懐かしむ人も多いことでしょう。
香枦園から北に上がると夙川沿いのさくら並木があり、阪急「夙川」駅、「苦楽園」駅と向かいます。
JR西日本は「さくら夙川」駅という新駅を設けましたが、それに伴い、以前から「西ノ宮」としていた駅の「西宮」駅と名称変更をしています。
「苦楽園」から東方向には、野坂昭如の小説が映画化された「ほたるの墓」などにも出てくる「満知谷」があります。
満知谷から北に向かうと西宮市市民に親しまれている「甲山」がありますが、その下には森林公園なども設けられ、ちょっとした散歩にはうってつけというところでしょう。
甲山から北は山となり、かつてはそこから先の山口町などはやはり文化圏が違うことを感じさせられましたが、山越えの道路が出来たあと、盤滝トンネル(西宮北有料道路)の開通を受けて急速に広がり、北六甲台という巨大な住宅地が出現しています。
「甲山」から東に下りると、「関西学院大学」などを経て、甲東園、仁川といった阪急電鉄今津線の駅に出ますが、「仁川」駅は「阪神競馬場」への駅として有名でしょう。
しかし、競馬開催日には阪急電車の車内の雰囲気がいっぺんに変わるというのも面白い現象といえるでしょう。
芦屋というと高級住宅地として全国的に有名なところという印象ですが、実際に本当に高級住宅地としての場所は「六麓荘」一帯というところで、西宮市の苦楽園から芦屋市六麓荘にかけては大きな敷地を持つ立派な住宅が多いことはたしかです。
芦屋市は全体的にもの静かな町という印象で、特に目立った観光スポットなどもなくやはり住宅地というところでしょう。
芦屋には有馬温泉に抜ける「芦有ドライブウェイ」という有料道路があり、途中には奥池というところがあります。芦有道路の奥池パーキングは、ちょっとした夜景が楽しめるスポットとして六甲山に上がる途中で立寄るところとして重宝されています。
「宝塚」が有名なのはなんといっても「宝塚歌劇」によるところでしょう。阪急電鉄の創始者である小林一三氏が少女歌劇を宝塚にオープンさせた頃は、宝塚はとんでもなく田舎であったことから、温泉とともに楽しみを見出そうとして始めたものということです。
「宝塚歌劇」は全国的に知名度があり、いわゆるヅカファンは宝塚に来て「宝塚ホテル」に宿泊をして歌劇を観るのが通の楽しみとのことです。
田舎町だった宝塚も住宅地として開け、現在は一部が高級住宅地としてのイメージを持つようになっていますが、いわゆる典型的な地方都市に変わりはなく、「宝塚歌劇」に依存しているというのが実情と感じます。
「宝塚ホテル」は歴史のあるホテルとして、現在も雰囲気のある本館(旧館)がありますが、やはり宝塚での宿泊を考えるならこのホテルといえるでしょう。
かつて温泉町としていくつかの旅館がありましたが、その中の島屋旅館は宝塚駅前に宝塚ワシントンホテルと変わっています。老舗旅館としては、武庫川沿いに建つ「若水」といったところでしょう。
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