>HOME >2006旭山動物園訪問記
「
なにがなんでも旭山動物園でゆっくり動物を見たーい!」という参加メンバーのわがままな希望を取り入れ、パッケージツアーなどでは設定されることのないのんびりタイムを過ごせるよう、完全個人手配で旅行プランを策定し、人気動物園の旭川市旭山動物園訪問記を作成しました。
これから同動物園を訪れてみようとお考えの方に、なんらかの参考になれば幸いに思います。
■訪問日
2006年6月30日
旭川市旭山動物園は、旭川市東旭川町倉沼という旭川市の東にある旭山という山麓に所在する動物園です。
旭川という地にありながら、日本一の来園者数を誇る動物園として有名ですが、その最大の理由は従来の動物園にはなかった、来園者に動物本来の行動を見せるという「行動展示」を実行したからとされています。
TVをはじめとする各メディアで大きく取り上げられ、また同動物園をテーマにしたテレビドラマなどが放映されたこともあって、ますます人気に拍車がかかるという状況のようですが、これだけ騒がれると見てみたいと思うのが人情というところでしょう。
今回の旅行では、参加メンバーの中で動物園を楽しむのに観光ツアーのようにわずかな滞在時間ではとても楽しめないという主張を通すことから、約6時間あまりの滞在時間を取ってプランを作ったという経緯があります。
管理人は午後からの合流となったものですが、たしかに彼女達の主張が的を得ているものと感じる部分もあり、この動物園の人気の秘密を垣間見ることが出来たような気がします。
動物園そのものは、一言で言ってしまえば別にどうということはなく、古くからある動物園という印象で、特に広大な敷地になっているわけでもありません。
正門のある西側と、今年5月に新設されたという新東門にあるレストラン「もぐもぐテラス(MOGMOG Terrace)」との高低差は相当あり、園内を回る時にあらかじめプランをしておいたほうが疲れないという印象です。
昼頃になると、新東門前にある駐車場あたりには観光バスがずらりと並び、観光客がどっと押し寄せ混雑状況になるという感じです。
こうなると、人気のあるほっきょくぐま館、あざらし館、ペンギン館などをゆっくり見て回るという余裕はなくなるでしょう。
ほっきょくぐま館
ここでは、ほっきょくぐまを目の当たりに見ることが出来るということで、特に水中に飛び込むところ、水中の様子を見ることが出来るというスペースは大変な人出となり、写真撮影も困難な状況になってしまいます。
左のような写真が撮影出来ればラッキーというところで、ほっきょくぐま自体がじっとしているわけではありませんので、完全に水中にいる状態を撮影するのは困難といえるでしょう。ともすれば中央の写真のように、他の人のデジカメディスプレイまで写ったりとなってしまいます。
水中より、館内からほっきょくぐまがガラス面にやってくる瞬間などのほうが面白いかも知れませんが、これもなかなかタイミングが難しい状況にあります。
なお、ほっきょくぐま館では、シールズアイといって、半円形に飛び出したアクリルの窓からほっきょくぐまを見ることも可能になっていますが、これも行列状態で入園者が多くなればテーマパーク並の待ち時間を覚悟しなければなりません。
しかし、やはりこのような展示の仕方は面白く、見てみたいと思うのは当然というところでしょう。
あざらし館
ここも人気のあるところで、特に人気は館内に設けられたマリンウェイという透明な通路をあざらしが通過するところですが、これを撮影するには、相当に空いているときに待ち構えていて瞬間的にシャッターを押さなければならなくなり、とても無理といえます。
当日のような混雑状況では、とてもそんな余裕はなく、周りに人も多いのでこのような有様になってしまいます(何がなんだかわからない)。
なお、これらの館内でのフラッシュ撮影は禁止されていますので、ノンフラッシュでの撮影になりますのでご注意。
ペンギン館
ここも人気のある館ですが、水中に設けられたアクリルのトンネルを通って、ペンギンが水中を泳ぐ姿を見ることが出来ます。このアイデアを考えた人はえらいと思います。
ペンギン館では冬季においては、ペンギンを移動させる散歩の場面を見ることが出来るようですが、ここまでの状態でも十分楽しむことが出来るでしょう。
オランウータン館
ここの人気は、もぐもぐタイムというパフォーマンスで、オランウータンがエサを取るさまざま仕草や、上空に設けられたロープをわたるのを見るというものですが、到着した時はすでに大変な人で、とても満足に見ることが出来ない状態でした。
この時は午前中のもぐもぐタイムで一日分のエサを与えてしまったため、オランウータンの動きがいまいち悪かったようです。
しかし、相手はなんといっても動物ですからいつも人間の思うように動いてくれることはないでしょう。
もうじゅう館
ここでの面白い見せ方は、動物が上の網の部分にいて、入園者が下からそれを眺めるというシチュエーションが用意されているところでしょう。このように足の肉球を見ることの出来るような動物園は他にはないでしょう。
もうじゅう館には、このほかトラやライオン、クマ、ヒョウなどの動物を見ることが出来ますが、ここでも単にオリに入った状態の動物を見るというのではなく、見る角度に工夫がこらされています。
したがって、オリ越しに動物を見るというだけでなく、さまざまな角度から見ることによって意外に楽しめたりします。
この日の、見かけた珍しい場面として、ライオンの交尾シーンがありました。動物園などにしょっちゅう出かけることなどありませんので、私自身としては初めて見たというものですが、ライオンのライラ君。パートナーのレイラが写っていないのが残念ですが、せっかく発情してイライラしているのにレイラはけっこう冷たい仕打ちで、知らん顔を決めこんで寝ていたりなんかして、なかなか満足を得られなかったようです。
このため、来園者がガラス越しに見ることが出来るガラス方向に向かっていったりして、いらいら度を高めていたようですが、お気の毒(笑)
しかし、このライラ君、午前中にも交尾をしていたそうで、なかなか頑張っているようでした。
その他
その他、この動物園には多くの動物が飼育されており、たしかにそれぞれを見て回るには相当な時間を要するでしょう。
市営の動物園とはいえ、この入場料が大人580円というのは安いといえるでしょう。もっともここでの「行動展示」という見せ方がなければ、地方にある古くからの動物園というだけで終わってしまい、一時は廃園の危機にあったというのもうなづけるものといえます。
しかし、逆に地方の動物園であったとしても、新たな展開をすることによってこれだけ多くの来園者を迎えることが出来るという面があり、動物園、飼育係の方々のご苦労は大変なものと想像出来ますが、動物園が大人でも楽しめることの出来るスペースになることを感じさせてくれました。
<旭山動物園マップ>
旭川市での宿、食、観光情報ページはここから
■旭山動物園へのアクセス
JR旭川駅から旭川電気軌道バス、旭山動物園行きで約40分。タクシーなら20〜30分程度。
旭川空港から、タクシーまたはクルマで約30分程度。
札幌からなら、クルマで道央道を利用して約2時間程度といったところでしょう。
札幌からJR利用なら、JR札幌駅からJR旭川駅まで約1時間40分
旭川市旭山動物園公式Webサイトはここから
関連情報
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その他情報
単に旭山動物園に行くことだけを目的とした旅行なら、旭川空港まで飛行機で飛んで旭川市内に宿泊して動物園を目指す方法と、札幌に宿泊してそこから列車またはワンデーのバスツアーを利用するという方法があるでしょう。
動物園が混雑する前に到着したいなら、旭川市内に宿泊するのがベターであることはいうまでもありません。今回のレポート部分にもあるように旭川市内の各ホテルでは旭山動物園の入園券や動物園までの送迎がセットになったプランを用意しているところが多くあります。
一方、札幌に宿泊して、そこから旭山動物園を目指すなら札幌からJRを利用して旭川に向かう方法と、札幌発の旭山動物園向けバスツアーを利用する方法とがあります。
たとえば、旭山動物園日帰りコース(中央バス)のように、札幌駅前発着で朝に出発して夕方に札幌に戻るというコースを利用すると、札幌ステイで楽しむことが出来るでしょう。
各旅行代理店なども旭山動物園向けバスツアーを組み込んだパッケージツアーを販売されていますが、その多くは旭山動物園とともに美瑛、富良野といった地域を周るものが多くなっています。
この場合、どうしても動物園に滞在する時間は短くなりますので、そのあたりを考慮する必要もあるでしょう。
航空チケットについては、各航空会社の先得割引・超割・特割など航空会社の割引航空券(2%off)、各航空会社のマイレージとは別にJSSマイレージポイントも自動的に加算されるとともに、行き先を検索すると自動的に複数の航空会社のチケットを確認出来、予約が可能。という国内格安航空券bP ジャパンスカイサービスなどの利用も便利でしょう。
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