前回は1960年代の邦楽ヒット曲を取り上げてみましたが、今回はまさに昭和歌謡全盛ともいうべき1970年代です。
昭和45年からの10年間はまさに1980年代の最高潮にかけての時期ともいえ、オイルショックなどもありましたが、そんなのにもへこたれずどんどん物質的に豊かな方向に向いていました。
歌謡曲の世界でも、若い作曲家、作詞家などがどんどん作品を発表し、まさに多くのヒット曲が生まれています。
1970年代となるとさすがに取り上げる曲数も多いため、ここでは1970年代前半の1970年(昭和45年)から1974年(昭和49年)の曲を取り上げるようにしました。今回も選曲に関してはあくまでも筆者(管理人)の独断と偏見によるものですが楽しめる内容になっていると思います。
ここではアップルのiTunesへのリンクで、およそ1分30秒程度(短い曲は約30秒)の試聴が出来るようにしています。また、このページから30秒間の試聴が出来るようにしていますので、雰囲気を楽しむことは十分に出来ると思います。
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それではとりあえずいくつか取り上げてみましょう。スマホの場合は曲名または画像をタップすると、
画面にこのようなガイドが出ますので、開くをタップするとiTunesが立ち上がり、曲あるいはアルバムの曲一覧が表示されますので曲名をタップすると試聴することが出来ます。
※ 曲紹介の下にこのページから直接試聴出来るようにしていますが、これはすべて30秒間の試聴になっています。
※ 曲の聴き方についての詳しい説明はここからどうぞ。
大阪万博が開催された年でした。この大イベントのおかげで大阪には新御堂筋という一般道でありながらまるで高速道路のような道路も出来、大阪北部が大きく開けることになりました。
学生運動の名残りもまだあるものの、日本全体がこれから!という雰囲気であふれていた気がします。
圭子の夢は夜ひらく
なんともいえない雰囲気を持った藤 圭子のヒット曲。のちに宇多田ヒカルの母親として名をはせたが、亡くなられてしまいました。もともとは、園まりがヒットさせた曲でした。
夢は夜ひらく
園まり
2006/08/30 ¥250
愛は傷つきやすく
ヒデとロザンナのヒット曲です。イタリア人のロザンナのキャラクターも相まって人気になりました。
白い色は恋人の色
この曲もヒットしましたね。白人女性2人のデュオで妙に新鮮さを感じさせてくれました。スリーフィンガー奏法を完璧にこなしていました。作詞:北山修。
京都の恋
すっかり日本に定着して、毎年日本中をツアーして回るようになったベンチャーズが作曲し、渚ゆう子が歌ってヒットした曲。
経験
辺見マリのヒット曲。
真夜中のギター
千賀かほるが飛ばしたヒット曲。
別れのサンバ
盲目のシンガーソングライターとして売り出した長谷川きよしのヒット曲。長谷川きよしのギターテクニックに驚かされましたが、シャンソンをベースとした歌も秀逸。そうかと思えばギター1本で北島三郎の「函館の女」をやったりと多才な人です。
わたしの城下町
言わずとしれた小柳ルミ子のデビュー曲。平尾昌晃作曲。大ヒットしました。
知床旅情
加藤登紀子のヒット曲として知られています。森繁久彌もリリースし、これもヒットしましたね。
また逢う日まで
カントリーの歌手だった、尾崎紀世彦の大ヒット曲として知られています。
傷だらけの人生
東映やくざ映画の俳優として人気だった、鶴田浩二が大ヒット曲させた曲でした。
ナオミの夢
ヘドバとダビデという男女ヴォーカルデュオが飛ばしたヒット曲です。
よこはま・たそがれ
10週勝ち抜くとデビュー出来るという歌謡曲登竜門番組から出た、五木ひろしの大ヒット曲。作詞:山口洋子・作曲:平尾昌晃のゴールデンコンビの作品でした。
花嫁
ザ・フォーク・クルセダーズ解散後にいろいろなグループを結成してヒット曲を出していた、はしだのりひこが、はしだのりひこ & Climaxというグループで出したヒット曲でした。
さらば恋人
ザ・スパイダースのメインヴォーカルの一人だった、堺 正章がその後ソロでヒット曲させた曲でした。今も歌い継がれている曲といえますね。
17才
南 沙織のデビュー曲。ヒットしましたね。この曲のイントロを聴いた時にどこかで聞いたようなイントロと思ったら、アメリカのカントリーシンガー「リン・アンダーソン」の「ローズ・ガーデン」という曲でした。
ローズ・ガーデン(Rose Garden)も参考にどうぞ
Rose Garden (Re-Recorded)
リン・アンダーソン
1969/01/01 ¥150
雨の御堂筋
台湾の歌手だった、欧陽菲菲が飛ばした大ヒット曲。インパクトがある歌手でしたねえ。
京都慕情
前年の「京都の恋」に続いて渚ゆう子がヒットさせた曲です。ほのぼのとしたイメージの曲で、ベンチャーズもカバーしていました。
女のみち
突然の大ヒットとなった「女のみち」!宮史郎ぴんからトリオでヒットさせましたが、その後、ぴんからトリオからぴんから兄弟になり、そして宮史郎のソロと変わっていきますが、宮史郎の独特の風貌がなんともいえません。
瀬戸の花嫁
わたしの城下町でデビューした小柳ルミ子が続けてヒットさせた曲でした。作曲:平尾昌晃。
別れの朝
ペドロ & カプリシャスのヒット曲。ペドロ & カプリシャスといえばメインヴォーカルが高橋真梨子ですが、この曲の最初の頃は前野曜子だったような記憶があります。
旅の宿 (シングル・バージョン)
フォーク・ニューミュージックと称される世界から「よしだたくろう」がブレイクした年ともいえます。
結婚しようよ
「よしだたくろう」の、この曲もヒットしましたね。
出発(たびだち)の歌
ヤマハのポプコンで、俳優の上條恒彦が六文銭と一緒に歌ってグランプリを取った曲。ヒットしましたが、残念ながら上條恒彦バージョンが見つかりませんでした。ここでは六文銭バージョンとなります。
太陽がくれた季節
この曲もヒットしました。青い三角定規の「太陽がくれた季節」。
ハチのムサシは死んだのさ
平田隆夫とセルスターズがヒットさせた曲でした。
なみだ恋
五木ひろしと同じく、10週勝ち抜き選手権から出た「八代亜紀」のデビュー曲。この曲は同名の映画も制作されたのではなかったかと思います。
学生街の喫茶店
ヒットしましたねえ。フォークグループ「ガロ」の学生街の喫茶店。コーラスに特徴があったグループといえます。
心の旅
今やニューミュージック界の重鎮ともいうべき、チューリップのヒット曲。
てんとう虫のサンバ
この曲もヒットしました。チェリッシュのてんとう虫のサンバ。
赤い風船
アイドル系歌手だった浅田 美代子のヒット曲。
危険なふたり
ザ・タイガースから独立してソロとなった沢田研二がどんどんヒット曲を飛ばしていた頃といえます。バックバンドを務めた井上堯之バンドの演奏能力の高さも要因の一つといえるでしょう。
なみだの操
これまた大阪のこってり系歌謡コーラスグループ「殿さまキングス」のヒット曲。
あなた
完全な一発大ヒットといえる小坂明子の「あなた」。
うそ
この曲も平尾昌晃の作曲でした。中条きよしの大ヒット曲。
恋のダイヤル6700
フィンガー5のヒット曲です。この年、フィンガー5は大ブレイクといってよく、ほかに「学園天国」「個人授業」などのヒット曲を連発していました。
結婚するって本当ですか
現在も活躍しておられる男女デュオのダ・カーポ。この年のヒット曲でした。
心もよう
井上陽水のヒット曲。この曲がヒットしたのも1974年だったのですねえ。
襟裳岬
よしだたくろう作詞作曲、歌手が森 進一と異色の組み合わせと思いましたがヒットしました。
ひと夏の経験
山口百恵のデビューもこの年でした。山口百恵はこのあと翌年からヒット曲連発となりましたね。
今回は、1970年代前半の年ごとのヒット曲を取り上げてみました。さすがに取り上げる曲も多く、迷いましたが1960年代とはやはり曲想なども変化が見られますね。あの頃に青春時代を過ごしたみなさんにとっては、試聴だけでもけっこう楽しめると思います。
※今回も、各曲へのリンクコード作成には、stickyさんのサイトで便利なツールを利用させていただきましたが、Web上からこのような便利なサービスを提供されていることに感謝します。
※掲載している情報は2017年7月23日現在のものです。
注:当サイトに掲載している情報は、予告なしに変更されることがあります。
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