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昭和時代を懐かしむヒット曲聴き比べ!洋楽編第一弾!

シニア世代の皆さんにとっては、昭和歌謡はもちろん洋楽についてもまさに数え切れない思い出の曲があることと思います。ここではあの時代のヒット曲の聴き比べを取り上げていますが、とても一回で終われるものではありませんので、その第一弾です。

ロスインディオス・タバハラス「スターダスト」 ワルター・ワンダレイ「サマー・サンバ」 ウェス・モンゴメリー「ア・デイ・イン・ザ・ライフ」 カーペンターズ「ゴールデンヒット」


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2017年6月24日

前回、昭和歌謡聴き比べというページを公開したところ、こんな曲もあるぞ!という連絡をいただいたりもしていますので、そのうちまたページ追加となるでしょう。ここではその洋楽編となります。

前回同様にヒットした曲のオリジナル歌手または演奏家によるものと、別の歌手や演奏家がカバーするものを集めていますが、選曲に関してはあくまでも筆者(管理人)の独断と偏見によるものです。

シニア世代の方にとっては、懐かしさを感じることが出来、試聴を聴いてみると一瞬にして気持ちは当時にタイムスリップすることが出来るかも知れません。

また、それがきっかけで当時のアナログレコードやカセットテープ、あるいはDC、MDなどを今も保管しておられる方はぜひ引っ張り出して来て、聴いてみるのもいいかも知れません。

ここではアップルのiTunesへのリンクで、およそ1分30秒程度(短い曲は約30秒)の試聴が出来るようにしています。筆者も往々してして試聴するとついつい購入ボタンを押してしまいますが、購入価格が1,000円を超えるようであれば、Apple Musicの月額聴き放題プラン(個人プランなら月額980円)にしたほうがお得になります。
ただし、Apple Musicの聴き放題プランでは曲をダウンロードしていても、契約を解除もしくは停止すると単独で聴けなくなってしまいます。
iTunesから個別で買っておくともちろんいつでも聴くことが出来、音楽CDにすることも出来ますが、1曲250円とかだとApple Musicと迷ってしまいます。このあたりは目的に応じて使い分けるしかないというところでしょう。


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それではとりあえずいくつか取り上げてみましょう。スマホの場合は曲名または画像をタップすると、

iTunesを開くガイドが表示されるのでOKする

画面にこのようなガイドが出ますので、開くをタップするとiTunesが立ち上がり、曲あるいはアルバムの曲一覧が表示されますので曲名をタップすると試聴することが出来ます。

※ 曲紹介の下にこのページから直接試聴出来るようにしていますが、これはすべて30秒間の試聴になっています。

※ 曲の聴き方についての詳しい説明はここからどうぞ。




スターダスト(Stardust)


ホーギー・カーマイケルの作曲した、大スタンダードナンバーといって良い曲で、まさに多くのミュージシャンがカバーしています。この曲だけで1ページ出来そうですが、そういうわけにもいかないので、特に印象に残ってる演奏を。



超人気番組だった「シャボン玉ホリデー」のエンディングで、クレイジーキャッツの犬塚弘がソンブレロをかぶってギターを抱えるシーンで流れていたLos Indios Tabajaras(ロスインディオス・タバハラス)の演奏するこの曲。
こんな音色のするギターがあるのか?と子供心に思っていましたが、のちにそれがリバーブのなせる技とわかったものの、このデュオの演奏の美しさに変わりはありません。
Los Indios Tabajaras(ロスインディオス・タバハラス)には「Maria Elena(マリアエレナ)というヒット曲がありますが、「マリアエレナ」も筆者iTunesライブラリーのお気に入りであることは言うまでもありません。



その「シャボン玉ホリデー」のエンディングテーマ曲となっていた「スターダスト」。この曲をザ・ピーナッツが歌って締める番組構成になっていましたが聴かせてくれます!



ん?なんだこの曲は?と思われた方も多いかも知れません。また一方では演奏者の名前と曲名を見た瞬間に「ああ!なつかしい!」思われた方もおられると思います。
関西のラジオ局「ラジオ関西」の歴史的名物番組だった「電話リクエスト」のオープニングテーマ曲です。

小学生高学年の頃から中学にかけて、姉が聴いていたラジオ番組に興味を持って欠かさず聞いていた思い出があります。当時当たり前だった黒電話のベルの音が鳴ったあと、このロイ・エルドリッジのトランペットによるメロディが流れる番組の始まりはなんともインパクトがありました。

この曲をiTunesで見つけた時は、iTunesってすごい!と改めて思いましたね。おそらくこれを聴いて気持ちが一気に当時に飛んでしまうシニアの方も多いと思います。

この曲について書いておられる方のブログ「ラジオ関西の電話リクエストのテーマ曲CD: 高度成長期マニアックス・ラジオ関西ファンのブログ 」もぜひどうぞ!

なお、ラジオ関西では、電話リクエストのDJも担当されていた「三浦紘朗」アナが毎週木曜日の17:55~21:30まで「名曲ラジオ三浦紘朗です」という番組を放送されています。(※ただし野球中継のない日のみ)
番組公式サイト=名曲ラジオ三浦紘朗です



この曲のヴォーカルバージョンというと、一番に「ナット・キング・コール」を挙げる人が多いでしょう。誰もが納得する選曲と思います。



歌謡界の女王として、あまりにも有名な美空ひばり。この人はなんでもこなす本当に才人だったと思います。Jazzナンバーも十分に聴かせるところがすごい。



優れたミュージシャンはジャンルにとらわれず、良い曲はなんでも取り上げて弾きこなすといえるでしょう。クラシックギターの天才少女ギタリストとしてデビューしたあと、さまざまな活躍をされている「村治佳織」。このスターダストも聴きごたえがあります。


キャラヴァン(CARAVAN)


なんといってもシニア世代ではベンチャーズ(正確にはヴェンチャーズか)の印象があまりにも強い曲ですが、実は元はデュークエリントンのJAZZナンバーです。
が、やはりベンチャーズのライブ、コンサートのアンコールナンバーとして定着したこの曲。なんといってもテーマが終わったあとに延々とメル・テイラーのドラムソロがあり、その途中でボブ・ボーグルがエレキベースを持ってドラムの横に行き、メル・テイラーがスティックでベースの弦を叩くというパフォーマンスが印象に残っています。

また、リードギターのノーキー・エドワーズの超絶テクも合わせて、この曲はあまりにもインパクトがあったといえるでしょう。









10番街の殺人(Slaughter On 10Th Avenue)


この曲も実は、1930年代のブロードウェイミュージカルの劇中歌だったとのことですが、ベンチャーズが取り上げて日本では大ヒット。まさに我が国でのベンチャーズの人気を確立した曲と言って良いでしょう。

当時、テケテケサウンドを呼ばれた6弦のトレモログリッサンドは「パイプライン」「ダイヤモンドヘッド」とベンチャーズの人気を支えたものですが、この曲もノーキー・エドワーズのリードギターでエレキギターファンの少年の心を掴んだものだったと思います。オリジナルレコード盤、ライブ盤と聴き比べてみると、やはりベンチャーズの1965年の来日ライブ盤が元気一杯で当時の勢いを感じさせてくれます。

50周年記念ライブ盤となると、さすがにノーキー・エドワーズもバリバリ弾きまくることはないものの円熟さを感じさせてくれ、ベンチャーズはやっぱり、ドン・ウィルソン、ボブ・ボーグル、ノーキー・エドワーズ、メル・テイラーのオリジナルメンバーによるバンドが最強と思わせられます。






また、ベンチャーズはある意味ではものすごいカバーバンドだったともいえるでしょう。



この胸のときめきを(You Don't Have to Say You Love Me )


イギリスのポップス歌手 ダスティ・スプリングフィールドが1966年にヒットさせた曲です。ダスティ・スプリングフィールドの曲はもちろんヒットしたのですが、なんといっても印象に残っているのがエルヴィス・プレスリー!

エルヴィスの豪華なショーは大人気となったわけですが、エルヴィスもまたヒットした良い曲をどんどん自分のレパートリーに取り入れるすごさがありました。


※この曲は単独での販売はなく、アルバムのみの販売となっています。しかし、リンクを開いて60年代ポップスのヒット曲一覧を見てしまうと、思わずいろいろ聴いてみようと思われること必至。アルバムまるごと1,000円は安い!と思ってしまいます。




プリーズ・ミスター・ポストマン(Please Mr.Postman)


プリーズ・ミスター・ポストマンといえば、ビートルズがヒットさせ、次にカーペンターズがカバーしてヒットさせたイメージがありますが、実は、もともと1961年にモータウンの「マーヴェレッツ」というグループがアメリカでヒットさせた曲で、それをビートルズがカバーしたというわけですね。

ビートルズはもちろん数多くの素晴らしいオリジナルがありますが、カバー曲も多く手がけておりそれらの出来が良いところがすごいといえるでしょう。

カーペンターズは根っこにカントリーミュージックがあり、まさにアメリカで万人受けするパターンだったと思います。プリーズ・ミスター・ポストマンでは間奏のギターがごきげん!カントリー系ロックミュージシャンのなせる技でしょう。







恋はあせらず(You Can't Hurry Love)


ダイアナ・ロスとシュープリームスのヒット曲。なぜか印象に残っている曲ですが、この曲のカバーでは、やはり有名な「フィル・コリンズ」のバージョンですかね。




マスカレード(This Masquerade)


レオン・ラッセルが作った曲で、これは本当にたくさんの歌手がカバーしまくっています。タカラジェンヌまでがCDを出していますが、ここでは「カーペンターズ」のバージョンと、なんといってもグラミーを取ったジョージ・ベンソンのバージョンを取り上げておきましょう。

第二のWes Montgomeryなどと言われ、ギタリストとして人気のあったジョージ・ベンソンはもともとライブなどでヴォーカルをやることがありましたが、この曲でグラミー賞を取ったことは驚きました。しかし、さすがにギタリスト。スキャットとギターユニゾンなど聴きごたえ十分。





You've Got A Friend


キャロル・キングが作曲、自演した曲で、これも数多くのミュージシャンがカバーしている名曲といえるでしょう。邦題は「君の友だち」。オリジナルのキャロル・キングバージョン、これはキャロルキングというとアルバム「タペストリー」ですが、その中に収録されたもの。そしてジェイムス・テイラーのもの、さらにコパカナーバのヒット曲で知られる「バリー・マニロウ」がメリサ・マンチェスターとデュエットしているバージョンを紹介しておきましょう。







以下、ちょっとマニアックというか、そんなんどうでもええやん!と言われかねない選曲を。


Mercy, Mercy, Mercy (マーシー・マーシー・マーシー)


キャノンボール・アダレイ・クインテットで演奏されたこの曲は、キーボード奏者の「ジョー・ザヴィヌル」が作ったものとされています。エレクトリックピアノの音色と曲の雰囲気がなんともいえないものでした。

しかし、筆者的には断然おすすめが、ds(ドラムス)のバディ・リッチ率いるビッグバンドが、シーザース・パレスという会場でのライブを録音したバージョン。若手ミュージシャンを集め、斬新なアレンジで聴かせてくれます。
B面4曲目のバラード「アルフィー」のソロはアート・ペッパー!これはまさにアルバムごとおすすめです。






Summer Samba(サマー・サンバ)


ボサノバでは有名な曲ですが、おそらくどこかでBGMとして流れていたものを聴いたという方も多いかと思います。しかしBGMとして流れていたなら記憶に残ることも少ないかも知れません。
筆者的にはこの曲といえばコレ!ワルター・ワンダレイのオルガンによる演奏です。イントロとエンディングが同じという珍しいもの。BGMで聴くには最適です。



A Day In the Life(ア・デイ・イン・ザ・ライフ)


ビートルズの「Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band」に収録されていた「A Day In the Life(ア・デイ・イン・ザ・ライフ)」。筆者の中で、ビートルズはこのアルバムで一段落したというか終わってしまった感がありますが、その中のこの曲はなんとなく印象に残るものだったと記憶しています。

のちに、ウェス・モンゴメリーがこの曲を冠したアルバムを出したことに驚きましたが、このジャケットに見覚えがある方も多いでしょう。ロックやポップスの曲を集めたアルバムとなっており、ジャズギタリストとしてあそこまで上り詰めたウェスモンゴメリーが、さらっとオクターブ奏法で聴かせてくれています。






前回に引き続き、筆者のiPhoneの中にある曲から、ざっと思いつくまま取り上げてみましたが、たまにはこういう聴き比べも面白いと思います。

※今回も、各曲へのリンクコード作成には、stickyさんのサイトで便利なツールを利用させていただきましたが、Web上からこのような便利なサービスを提供されていることに感謝します。

※掲載している情報は2017年6月24日現在のものです。



注:当サイトに掲載している情報は、予告なしに変更されることがあります。



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