現在我が国では合法的な民泊として東京都大田区と大阪府が民泊特区で認められているだけでその他地域では正式には営業が認可されていないものの、実際にはAirbnbの登録宿泊施設は全国的に相当数があり、主に外国人観光客を中心に稼働数も相当にあるものと推測されます。
今後、民泊新法が承認される国内でも合法民泊が盛んになると同時に、法人、あるいは大手企業などが積極的に参入することが予想されます。
そうなってくると、現状非合法ながら個人で営業されているホストの方にも影響が出ることは容易に想像出来ますし、既存のホテルとの競合も発生することになるでしょう。
「大阪合法民泊施設ピックアップ!お得でホテル以上の使い勝手も十分にある」に書きましたように民泊の大きな利点は複数人数での宿泊(例えば4人グループや家族連れなど)の際にはホテルを利用するより安く、ある意味では利便性も高くユーザー(ゲスト)にとっては宿泊施設として十分に検討に値するものと思います。
SJアパートメント大阪なんばA・
画像提供:STAY JAPAN(ステイジャパン)
しかし、その一方で、ネット上での情報を見ると、ゲストのマナーや周辺住民とのトラブルなどホストが抱える問題点もいろいろあるようで、民泊運営の難しさが窺えます。
また、Yahoo!ニュースの入国したのに宿泊しない? 消えた訪日客ここにいた!にあるように、
統計と実体経済に乖離(かいり)がある――。日銀と内閣府で国内総生産(GDP)統計を巡る論争が熱を帯びたのは昨年のこと。それと同じことが、観光でも起きている。国の訪日外国人数と宿泊の統計が一致しない。訪日客数ほど宿泊者数が伸びていないのだ。どこへ消えたのか。※Yahoo!ニュース・NIKKEI STYLE 2/11(土) 7:47配信記事より引用
訪日外国人観光客のスタイルも多様化し宿泊場所選びもまさにいろいろと変化の傾向が見られるようで、民泊経営も大変と想像されます。
民泊にあっては、やはりきちんとした法整備と行政指導のもとに運営していくことによってやがて民泊というシステムが確立され、ゲストにとってもホストにとっても良い環境のもとで双方が安心して利用出来る状況になっていくことに期待したいと思います。
それはゲストにとっては、楽しく快適な旅をする上で宿泊施設の選択肢が増えることで、より楽しい旅が出来る可能性が十分にあるといえるからですね。
正直なところ、我が国にあっては国内の利用者にとっては認知度も低く、民泊のシステム自体がよくわからず不安であったりとまだまだ民泊は過渡期にある状況といえるのでしょうが、やがては徐々に浸透していき、宿泊施設としてのひとつのジャンルになり得るものと思います。
※掲載している情報は2017年2月13日現在のものです。
注:当サイトに掲載している情報は、予告なしに変更されることがあります。
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