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2017年、民泊は日本人利用者にも普及するのか?

民泊の法整備が遅れている中、今年2017年は民泊新法がどうなるか気になるところですが、事実上民泊は訪日外国人を中心にすでに多くの利用があり、今後は日本人の利用も盛んになるものと予想されます。今回は気になる民泊について取り上げてみたいと思います。


SJアパートメント大阪なんばA
画像提供:STAY JAPAN(ステイジャパン)


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2017年2月3日

民泊については、訪日外国人の利用者が多いことから昨年は民泊を提供するホストも急増し、それに伴なってさまざまなトラブルも発生し、ヤミ民泊とか非合法民泊などの報道もあり、日本人にとってはよくわからない部分もあるためイメージ的にはあまり良くない印象を持たれている部分もあるかと思います。

民泊というと、なんといっても「Airbnb」(エアービーアンドビー)が有名ですが、「民泊専門メディア Airstair」の2017年1月23日の記事によると、

民泊データ分析を手がけるメトロデータによると、日本国内のアクティブ民泊物件数が2016年11月に過去最高の40,000件を突破したことが明らかになった。ここでの民泊物件数は、カレンダーが数ヶ月更新されていない、数ヶ月実際に貸し出しされていないといった物件を除き実際に稼働している物件だけに絞った正確な物件数となっている。
2016年は民泊物件数が爆発的に増加し、日本で最も多い東京都では稼働率が閑散期の1月に特に落ち込んだが、2月以降は巻き返し4月や7月には平均稼働率75%を超え供給量の増加にもかかわらず高い稼働率を出していた。

2014年に全国で2,100件あまりだった民泊物件数は、Airbnbサイトの日本語化とともに物件数を増やし、2015年11月時点で12,000件を突破していた。毎年の傾向として12月から2月にかけて新規の物件数が伸び悩む傾向があり、一時的に新規物件数の伸びは止まったが3月から急増。2016年11月時点で物件数は過去最高の40,000件を突破した。

とのことであり、2015年11月から2016年11月の1年間でまさに急増していることがわかります。その一方で、

現行法上、民泊を運営する方法としては旅館業法の簡易宿所の許可を取得する方法と国家戦略特別区域法に基づく旅館業法の特例制度を活用した特区民泊の2つの方法がある。

特区民泊は東京都大田区や大阪市などに実施エリアが限定されているが、それらのすべての認定取得の部屋数は114室(※2017年1月22日時点)で、民泊の合法化率は0.2%にとどまると見られる。民泊新法の成立を控えるが、40,000件の民泊施設すべてが合法化に移行するかどうかは不透明だ。

ただ新規参入することになる不動産事業者は、合法的に民泊を運営するものと見られ、合法民泊物件の比率は民泊新法以降増えるだろう。

とのことで、実際のところ我が国の現状での合法民泊施設はわずか0.2%、民泊特区の東京都大田区と大阪府下の114施設にとどまっており、今後「民泊新法」が成立したとしてもそのすべてが合法化するかは不透明としています。
※引用部分はすべて「民泊専門メディア Airstair」の2017年1月23日の記事によるものです。

「民泊新法」では年間稼働率を180日未満にするなどの規制が設けられる予定や、施設管理について条件等が付くなど情報もあり、本格的なビジネスやサイドビジネスとして民泊をやっているところがきちんと登録して営業するかについてはまさに不透明といえるでしょう。

しかし、民泊新法が成立すると、少なくとも合法民泊として営業する施設も増加することは間違いないと思われますので、今後日本人利用者の利用も増加する傾向になるでしょう。

拙ブログの「ホテルの空室がない状況で民泊は進むのか?」記事にも書きましたが、福岡市では今月の25日と26日に行なわれる国公立大学の共通二次試験の日程にたまたま人気グループのライブや、福岡市の大学が九州で唯一の薬剤師国家試験の日程と重なったことから、福岡でのホテル確保が出来ないと大変な状況になっているようです。

こうなると、受験生はもちろん親御さんも大変で宿探しに奔走することになるのでしょうが、物理的に宿に空きがないとなるとどうしようもないこととなってしまいます。このような時に民泊がきちんと整備されていたら少しは宿の確保が楽になるものと思いますので、今後の民泊については期待したいところです。

法整備がきちんとなされたうえで展開されるとなると、宿泊に伴なう各種トラブルも解消とまではいかないかも知れませんが、万が一の事故などの場合の宿泊者保護という点でも保険整備も進むでしょうし、安心出来るものと思います。

そういった民泊に関する損害保険についても拙ブログ「民泊に関連する損害保険について」に書いてみました。


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さて、そこで現時点での合法民泊サービスについてですが、「STAY JAPAN(ステイジャパン)」ではまさに日本発の合法民泊サービスとして、東京都大田区と大阪府下の合法民泊施設情報を提供されています。

管理人自身は民泊の利用をしたことはありませんが、同サイトの情報から合法民泊サービスで大阪ステイ・シミュレーションガイドというページを作ってみました。

このページを作るにあたり、民泊各施設の情報を見てみると、これは訪日外国人のみならず日本人でも旅行の目的に合わせて十分に利用されるであろうと感じさせられました。

訪日外国人にあっては通常のホテルに宿泊するより宿泊料金が安いうえにホスト(家主)滞在のいわゆるホームステイ型のまさに民泊というスタイルがホストから地元の観光情報を得ることが出来たり、まさに異文化を体験出来るとして人気があるようですが、単なる住宅1棟貸しや部屋貸しというのも宿泊コストを考えるとお得になるとのことで利用されるようです。

また、民泊では通常のホテルにはないような宿泊施設があったりすることも人気のようです。たしかに「Airbnb」のサイトをちょっと見てみると、たとえばキャラバン・トウキョウのような、まさにキャンピングカーを施設にしているところがあったりします。

今後、日本でも民泊がさらに盛んになり全国各地でユニークな宿泊施設などが出てくると、それはそれで楽しいと思います。


ちなみに「ステイジャパン」では、

【宿坊 常光円満寺】

JR吹田駅・阪急吹田駅より徒歩5分という立地の中にあるお寺で、体験メニューとして「寺ヨガ」(ひとり1,100円)とか「写経」(ひとり1,000円)があり、宿坊での宿泊で3,704円/ 1部屋という宿泊施設もあります。

これなどは面白いですね。

法整備もきちんとなされて民泊がより浸透していくと、旅のスタイルも幅広くなっていくものと思います。



※掲載している情報は2017年2月3日現在のものです。

注:当サイトに掲載している情報は、予告なしに変更されることがあります。



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