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当サイト立ち上げ時以降、少しずつ書いていたコラムのバックナンバーです。

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運転中の携帯電話禁止について


11月1日から改正道交法の施行により、自動車および原付の運転中に携帯電話を使用することを禁止し、同時に罰則が科せられるということになっています。

警視庁の改正道交法Q&Aによると、

無線通話装置を手で保持して通話のために使用すること
画像表示用装置に表示された画像を注視すること
について、禁止規定が設けられるとともに、本規定に違反し、よって道路における交通の危険を生じさせた場合に限って、3月以下の懲役又は5万円以下の罰金が科されることとされました。
とあります。

つまり罰則規定を設けないことには、運転中の携帯電話、メールが一向に減少せず同時に事故発生の危険性が極めて高いということですね。

実際のところ、運転中の携帯電話によって注意力が散漫になることは事実でしょう。
しかし、それ以上に危険なのはメールです。

これは明らかに前方不注視となる可能性が高く、実際にそのことによる事故も多く発生しています。

私自身も運転中の携帯メールが原因で発生した事故の調査案件を受けたこともありますし、自分自身でも確かに運転中のメールは危険なものであるということを実感しています。

運転中に、携帯メールをしていて死亡事故に繋がったケースや、携帯電話で電話番号を打ち込む際に前方不注視になり、カーブを曲がりきれずにガードレールに衝突してしまったなど、いろいろなケースがあります。

事故に繋がるかそうでないかは、運次第などと気楽なことを言わずに運転中の携帯メールは止めるべきですね。危ない!

自損事故で他人に迷惑をかけないならともかく、いつ他人を巻き込むかわからないことですからね。

さて、一方の電話についてですが、これは実際問題のところ難しい問題をはらんでおります。
警察も、電話を手にして会話をすることを禁じるとして、現状ではハンズフリー装置の使用についてにまでの規制はないとしています。

このため携帯用ハンズフリー装置(パンコミュニケーションズ)などが発売され、今後もますます増えるのではないかと思われます。

また、以前から使用されていた(私自身も使用している)イヤホンマイクなどももっと見直されることと思います。

しかし、これらの使用は法に抵触しないからといっても出来るだけ使用は控えたほうが良いですね。


(2004年10月29日)



 追記

※この項で書いている記事は10年以上前のものです。したがって現在の状況にはマッチしない部分もありますが、過去の記事の保管という意味から、原文のまま掲載しています。

2016年12月19日



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