事故調査現場からの保険関連情報

保険事故調査の現場最前線から見た保険にまつわる記事を掲載しています。

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保険事故調査という仕事


保険事故調査という仕事は,保険会社から依頼を受けて保険金請求事故の原因や事故状況の調査を行うものである.世の中にこれだけ多くの保険商品があふれ保険契約者がいるということは,その数に比例して事故件数もあるということになる.

保険契約には約款というものがあって,それに従って保険金も支払われるわけだが,あの約款を隅から隅まで読んだという人は少ないであろう.しかしそれにはこと細かくいろいろと支払い基準等が定められている.

単純明快な事故であれば何の問題も無いのだろうが,なかなかそうはいかないのが世の中である.保険契約者からの事故報告書に目を通して,どうもややこしそうだと思ったら保険会社は調査会社に調査を依頼するというわけである。

あるいは交通事故などで当事者の言い分がわかれてどうしても折り合いがつかない.そこでこの場合は実際はどういう状況で事故が発生したのかを調べてほしいと来る。

事故は一瞬にして起こる.当事者がその一瞬の状況を事細かに覚えていることは無いといっても過言ではない.従って記憶は曖昧で,尚且つそこには当事者の利害がからむわけであるから真相を導きだすのは大変な作業といえる.

実際にやってみると,手間も暇もかかる作業ということがよくわかる.しかし交通事故の原因調査というのは大体の収集データを照らし合わせて見ると,おおよその見当はつくものである.

やっかいなのが盗難事故とかの場合で,偽装事故とかでは無いまともな盗難事故であっても,それなりにまともであるという状況説明と立証材料の提出を求められる.これがなかなか大変なのである.

よく何かの事件に巻き込まれて,警察から疑われたがたまたまアリバイがなかったために,あるいは人に言えない事情があったために難儀する状況というのによく似ている。

そんな案件に当たった日にゃ契約者も困るが調査員も困る.実際いろいろ手間がかかるんだ.こんな仕事は仕事自体に興味があるか,一種のパズルを解くような感覚でもなければやってられないなあと思う.

まあこれからいろんな事案にぶつかって,面白いものがあれば書いて行きたいと思う.プライバシーの保護という問題があるので,なんでもかんでもというわけにはいかないだろうが,過去の記録を見ても面白い事案はけっこうあるので楽しみといえば楽しみである.



 追記

この項で書いている記事はずいぶん以前のものですので、現在とは状況が異なっている場合もあります。
しかし基本的にはなにも変わっていないともいえますので、そのまま掲載しています。

2016年12月19日



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